Clusterワールドのスマホ対応は、「入室できた」だけで判断せず、来場者が目的の体験を終えられるかまで確認します。 展示会場なら、入口から展示へ移動し、説明を読み、仕掛けを操作して戻れることが確認の軸になります。
この記事は、スマートフォンからの来場を想定してワールド制作を依頼する方向けの確認ガイドです。以下のチェック表はRYUXiAによる発注・確認の整理で、Cluster公式の認証基準や全端末の動作保証を示すものではありません。
まず対象端末と確認範囲を決める
「スマホ対応をお願いします」だけでは、どの端末で何を確認するかが曖昧になります。制作前に、少なくとも次の条件を共有しましょう。
| 決めること | 制作先と共有する内容 |
|---|---|
| 利用者 | 一般来場者、社員、招待客など。利用端末が事前に分かるか |
| 対象端末 | iPhone・Androidの対象機種、OS、確認時のアプリのバージョン |
| 必須の体験 | 展示を見る、案内を読む、アイテムを使うなど |
| 確認環境 | 通信環境、画質設定、同時に確認する人数 |
| 合格条件 | どの操作ができれば公開できるか、未解決事項を誰が判断するか |
機種を決められない場合は、想定来場者と手元の確認端末から制作先に相談します。確認済みの端末と、未確認の端末は記録を分けてください。
公開前に制作先と共有する、確認と修正の流れです。
- 条件を決める
対象端末と必須の体験を共有
- 実機で試す
入口から目的の操作まで進む
- 問題を伝える
場所・条件・再現手順を記録
- 再確認する
修正箇所と一連の動線を試す
RYUXiAによる確認手順の例。作業日数や対応端末数を約束する図ではありません。
公開前は文字・操作・動作を一続きで試す
公式ドキュメントでは、アプリ内のテストで公開時と同じ振る舞いを確認する方法を案内しています。制作画面の確認に加え、対象のスマホで実際のワールドに入り、来場者の順番で操作する時間を設けましょう。
| 確認項目 | 試すこと | 記録する問題の例 |
|---|---|---|
| 入室と入口 | ワールドに入り、最初の案内を探す | 読み込みが終わらない、進行方向が分からない |
| 文字と展示 | 通常の鑑賞位置から説明文・画像を見る | 文字が小さい、近づいても画像が読めない |
| 移動 | 入口・展示・交流場所を順に移動する | 通路に引っ掛かる、目的の場所へ行けない |
| 操作 | 展示の切替など、必須の操作を試す | 操作対象を選べない、操作後の変化が分からない |
| 表示と動作 | 視点を動かし、演出の前後を比べる | 素材の色が違う、特定の場所で動きが途切れる |
| 完了後 | 案内された次の場所へ進む、入口へ戻る | 体験終了後に何をすればよいか分からない |
最初に制作者が操作し、次に内容を知らない確認者が試すと、説明がないと進めない箇所も見つけやすくなります。問題がなかった場合も、確認日・端末・条件を残します。
Cluster公式|ワールドのテストと更新
アプリ内とエディタ内でのテスト方法、動作確認に使える機能の案内。
docs.cluster.mu(新しいタブで開きます)
PCとスマホで表示が違うときの切り分け
Clusterの公式グラフィクス仕様には、Windows・iOS・Androidで使う描画APIの違いと、モバイル環境で一部の透過表現などが重くなりやすいことが記載されています。PCで問題がないことだけで、スマホでも同じ表示・動作になるとは判断できません。
発注者がシェーダーなどの技術設定を特定する必要はありません。まず「どこで、何をしたとき、何が違ったか」を制作先に渡します。
- 表示がおかしい:同じ場所をPCとスマホで撮影し、対象の展示や素材を示す。
- 動作が重い:常に起きるのか、特定の演出・場所・人数で起きるのかを記録する。
- 操作できない:操作前の状態と、画面上で行った手順を順番に伝える。
原因は描画処理だけとは限りません。端末や通信環境などの条件を一度に変えず、制作先と確認項目を絞っていくと、修正前後を比較しやすくなります。
Cluster公式|グラフィクス仕様
プラットフォームごとの描画APIや、モバイルの描画処理で注意する点を確認できます。
docs.cluster.mu(新しいタブで開きます)
制作先へ渡せる確認メモ
次のメモを問題ごとに1件ずつ作ります。「重い」「動かない」だけでは伝わりにくい状況を、再確認できる情報にできます。
確認日・対象ワールドURL:
機種/OS/Clusterアプリのバージョン:
通信環境・画質設定・確認時の人数:
発生場所(入口からの行き方など):
行った操作(1→2→3):
期待していた表示・動作:
実際に起きたこと:
毎回起きるか/再入室後も起きるか:
画像・動画(個人情報を除く):
公開までに必要な対応/担当者/再確認日:
修正後は該当箇所だけでなく、入口から体験完了までをもう一度試します。画像・動画を共有する際は、他の参加者の名前や会話など、不要な情報が映り込んでいないか確認してください。
見積もりにテストと再確認を含める
見積もり時には、対象端末での確認、表示・負荷の調整、修正後の再確認を分けて聞きます。スマホ対応という一言で、全機種の確認や公開後の継続対応まで含まれると考えないようにしましょう。
公開判断をする担当者と、未解決の問題がある場合の判断方法も決めておきます。公式ではCCKからアップロードしたワールドは最初は非公開となるため、その段階の確認を制作日程へ組み込めます。
Clusterワールド制作の費用と見積もり|依頼先の選び方
Clusterワールド制作はRYUXiAでは15万円(税抜)から。費用が変わる条件、展示会場の依頼例、納品・公開後の確認項目を解説します。同じ条件で見積もりを比較できる依頼メモ付き。
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RYUXiAへの相談では、利用目的・公開希望日と一緒に、想定する端末と必須の体験をお知らせください。Cluster制作の相談フォームから、未定の項目を含めて共有できます。実際の制作・確認範囲は見積もり時に相談します。
参考情報
- Cluster Creator Kit:ワールドのテストと更新 — アプリ内とエディタ内での確認方法。
- Cluster Creator Kit:グラフィクス — 描画APIとモバイル環境の注意点。
- Cluster Creator Kit:ワールド — アップロード後の非公開・公開状態。
公式仕様の確認日:2026年9月20日。
